人生は決して平坦な道ばかりで無く、山や谷に遭遇しますね。孫子の「己を知り敵を知れば100戦危うからず」という言葉がありますが、自分を良く知り敵(相手のことや社会のこと)を知ることこそ、間違いのない人生を歩む最大の鍵です。自分を知ることは、実は人生の大事業なのです。筆跡心理学によって、自分をより深く理解し、良い人生にしていただければと思います。
その意味で、まず、SAYURIさんの性格傾向を説明します。接筆閉で転折画(トジカク)なので、生真面目・几帳面な性格、住所の行が真っ直ぐで、垂直度が非常に高いですね。これは行動のコントロール力が強いことを示しています。多分ルーズなことは嫌いでしょう。
真面目なのは良いことですが、一面、視野が狭く良い悪いを決め付けがちで、ややもすると、柔軟さが足りなくなりやすいようです。相手によってはそれを窮屈と受け止める人もいます。開空間が狭めですから、これも、人の意見を受け入れにくい傾向を示しているようです。
したがってSAYURIさんは、金銭面にしても愛情面にしても、そこがネックになっているようです。改善点は「視野を広くして自分の考えに固執しないようにすること」、「何事も窮屈にならないよう柔軟性・融通性を持って行動する」ことです。これが一歩進めば、金銭面も愛情面も必ず今より良い方向に向かうでしょう。
視野を広く保ち、融通性を身につけるには、接筆部を少し開き、転折部を少し丸く、そして、開空間を広く書くように心掛けられると良いでしょう。
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