今回は、「あい」さんです。健康面でのアドバイスをご希望です。
まず、「接筆開閉混合型」ですので、考え方は、実際の行動に較べて比較的融通性があります。しかし基本的には秩序を重んじるので、不測の事態や、急激な変化にはストレスを感じるでしょう。頭部の突出は普通〜やや長め。本来は自立心が強く、上から押さえつけられたり、命令されることは好みません。集団においては人を指導することもできます。
また、木へんは全て「刃物運」。細かなところまで目が行き届くので、鋭い発言をする場面も多くみられます。「天アキ型」からは、何かを始める時は慎重な方であることがわかります。また「ハネ強型」でもあるので、一度始めたからには最後まで諦めずに頑張ろうとしますし、その上「縦線下部長突出型」ですから、出来るだけよい結果を出したいとも思う努力家でしょう。「非改行型」にも、その一本気さが表れています。ご自分に対する理想や課題が高く、完璧主義のところもあるかもしれません。
一方、「非等間隔型」には多少気分屋の傾向がみられ、気持がのっている時とそうでない時とでは、結果に差が出るかもしれません。四角く囲まれる文字の下部はかなり豪快に開いているので、詰めの甘いところもありそうです。「連綿型」「右払い長型」「左払い長型」から、情緒的で凝り性な面もあり、好きなことには時間を忘れてのめりこみそうです。芸術作品など、美しいものがお好きで、ご自分でも美しくあろうと努力されているようです。
さて、ご依頼の「健康面について」ですが、「あい」さんは、向上心が強く、ご自分に対してやや厳しいところがありそうです。充分に成果が出ていたとしても、なかなか満足できず、もっともっとと思われるでしょう。ルールに縛られたり、窮屈な状態を嫌う反面、きちんとしていたいという両方の思いが、時には葛藤を生むこともあるかもしれません。また慎重でありながらも、白黒をハッキリつけたがるところもあります。そのような、思いと行動がアンバランスになると、時には身体に多少影響が出ることもあるでしょう。
もともとは気力体力ともに充実されているので、あまり根を詰めないようにご注意下さい。思いはあっても体力が追いつかない時には、決してご自分を責めずに、これからは「ほどよく手を抜く」よう心掛けましょう。「あい」さんの場合は、気分が乗っている時とそうでない時の成果の差がありそうなので、気持を安定させるとよいでしょう。
そのためには、「見」「筆」など、1)横線の多い文字は線を等間隔に書きましょう。また、詰めをきちんとするために、2)四角く囲まれた文字を書くときには左上の接筆部を開けて、下はしっかり閉じましょう。文字のちょっとした書き方に気をつけるだけで、あなたの内面が変わり、やがては健康が増進されることにもなります。