今回は、「職場の男性に片思いをしている。もし上手くいかなければ仕事がしにくくなるのでアプローチできない」とおっしゃる29歳の「めぐみ」さんです。「めぐみ」さんは、看護師をされているそうです。ボランティアスピリットと医学の知識を兼ね備えた、めぐみさんと結婚できる男性は幸せ者ですね!さて、めぐみさんの恋の傾向は?早速見ていきましょう!
まずは全体のバランスから。宛名は普通かやや大きめな文字で力強く書かれ、住所の書き出しはかなり上部から始まり(「天ツマリ型」)、右に寄ってなだらかにうねりながら進んでいきます。エネルギッシュで自分の情動に素直、何事にも前向きに取り組もうとするめぐみさんの様子が表れています。ただ、ハガキの右端に近く書くのは「端に寄った方が安心できる」といった心理が働くためなので、積極性がありながらも心配性で引っ込み思案なところもまたお持ちでしょう。
ちなみに、ダンサーやスポーツ選手や音楽家などにも見られる「行うねり型」は、優れた身体感覚と豊かな情感を持つ人の文字特徴なのです。患者さんの痛みや口では説明できない微妙な身体の感覚をキャッチする能力は、看護師さんに求められる素質と思われます。従って、めぐみさんは無意識にその能力を活かせる業種を選んでいらっしゃるわけですね。
次に、文字の特徴に移ります。考え方を表す「接筆部」は全て開いているので、柔軟性があって視野の広い方でしょう。行動面を表す「転折部」は丸型といってよく、明るくユーモアがあって何事にも融通を利かせて行動することができます。
次に、頭部の突出を見ると短めの「突出控えめ型」。平和志向で、周囲との協調性を重視する傾向があることを示しています。さてハネはいかがでしょうか?全ての文字は力強くハネているので、やらなければならいことは最後までやり通す、責任感のある方です。
では、へんとつくりの開空間はどうでしょう。こちらは「開空間広型」ですから、いつも心を開いて人に接し、分け隔てなく接することのできる度量があります。
以上の特徴から、愛情面を分析してみると・・・。めぐみさんは、頭も心も行動も奉仕精神で満たされているような方ですから、人に愛情を注ぐことが純粋にご自分の喜びになるという、素晴らしい資質をお持ちです。愛する人がいることが生き甲斐になりエネルギーも高まります。しかしその一方で、保守的で外からの評価を気にして、失敗を恐れる気持ちがあります。「ああなったらこうなったらどうしよう」と、先のことを考えすぎてなかなか行動に移せないのでしょう。
先天的にはかなり楽天思考で「なんとかなるさ」「なんとかするさ」の人生を歩む方なのですが、もしかすると身近な方が始終心配しているのを見ているうちに、その影響を受けてマイナス思考が身についてしまったのかもしれません。
筆跡特徴からは、「行右寄り」から「行中央寄り」に変えて書くことをお勧めします。ハガキなどでは右端を壁にたとえて、「行右寄り」を「壁に寄りかかっているのが安心できる、壁際の心理」と判断します。ですから壁から離れて、勇気を出して空白の広い場所に向かってゆく、という気持ちを込めて「行中央寄り」にするのです。また、また、ハネが強いのは頑張り屋とされ基本的には
好ましい特徴なのですが、頑張り過ぎと心配性を増幅させないように、やや弱めに書くようにしてみましょう。
どんなことにも100%の保障はありません。告白してOKが出ても、次は結婚できるかしら?離婚しないかしら?手に負えない子供は生まれないかしら?老後は?などと、心配にはキリがありません。ですから実際に振られるかどうかよりも、最初から「振られるかも」と考える、その思考パターンを変えることが最優先事項です。そうしないと心配していた通りマイナスの結果を引き寄せてしまうかもしれません。
また、めぐみさんの人生では、「彼」ではなく、めぐみさんが主人公です。自分が主役なら、振られたことさえも一つの素晴らしい体験として、次回に活かせます。リスクを承知でアプローチできる自分に誇りを感じましょう!打たれ強くなってもっと魅力的になりましょう!あなたの内側にあって、表現されたがっている愛情を抑えることなく放出して行きましょう!