今回は、「ビジネスコーチとして独立している。事業を加速させるためにセミナーや講演に更に力を入れようと思うが筆跡上どうだろうか。」とおっしゃる39歳の「たぁ坊」さんです。40代に向けて、着々と、より大きな自己実現を果たしつつある「たぁ坊」さん。受講者の方々の成長を心から願いながら一期一会のコーチングに一心に情熱を傾けているお姿が目に浮かびます。
さて、「たぁ坊」さんの筆跡は何を教えてくれるのでしょうか? まずは全体のバランスから。宛先も宛名も行書混じりの柔らかな楷書体で書かれ、「神」〜「区」は少しハガキの右端に近寄っていますので、繊細な神経と情緒性を持ったロマンチスト。また一見コーチといったお仕事からは少し意外な感じがしますが、実はシャイな方のようです。しかし、それだけに厳しい決断はやや苦手かもしれません。
次に、文字の特徴に移ります。考え方を表す「接筆部」は全て開いており、行動面を表す「転折部」は角型です。つまり、考え方はとても柔軟性があって視野が広く、相手の立場に立って考えようと努めるのですが、行動面は律儀なくらい社会常識やルールを守って生真面目であるというタイプでしょう。例えば「待ち合わせには少しくらい遅れても構わないよ〜」と自他共に言ったり思ったりする割には、時間ピッタリか5分前には到着してしまう…というような。
次に、頭部の突出を見ると「神」以外はほとんどありません。ガンガンと激しく自己主張をして皆を引っ張ってゆくのではなく、「嫌な思いや寂しい思いをしている人はいないだろうか?」と周囲をよく観察して、「今この場での自分の役割は何か?」を考え、大抵は聞き役となって上手に集団をまとめてゆく、といった傾向があるかもしれません。
それは、「根」や「様」などのへんとつくりの空間が十分に広いことからもわかります。ここが広いのは懐が広いのと同じことで、自分とは異なる価値観を持つ人とも交流でき、興味の対象が幅広いとされています。人が好きな上に、受講者の成長だけではく、ご自分の自己成長に対しても大変熱心であることがわかりますね。右への払いと左への払いでは、「様」では右が長めです。気に入った人やモノに入れ込む方でしょう。
さて、たぁ坊さんの最も興味深い特徴といえば「様」の「きへん」部分の「刃物運型」や、「藤」の「月」部分に接する異常接筆型です。双方とも、あいまいさを嫌う勢いのある筆跡特徴です。ハガキの裏面にも数箇所現れていますので、たぁ坊さんは平和主義で物腰の柔らかさとは対照的な内面の激しさを上手に扱うことが、今後の発展に大きく関係してくると思われます。
もう一つは、「神」「横」「区」「根」で四角く囲まれた部分の、下線が閉じていないことです。これは、「下開型」といい、よく言えば「細かいことにこだわらない」、悪く言えば「詰めが甘い」となります。下開型の文字が多いと、準備に準備を重ねてやってきたのにあと一息のところでミスをすることが多くなるとされています。
以上の特徴から、たぁ坊さんの仕事面を分析してみると…。決して上から目線ではなく、相手の目線から考え、よく聞き、言葉と方法を選び、導いてゆく優れたコーチのようです。通常はシャイで温和で懐も広いのですが、譲れない部分では驚くほどの激しさも見せるでしょう。しかし、繊細なたぁ坊さんは、その時々の決断をあとで振り返って「あれはよかったのかなぁ」と考えることもありそうです。人生は選択の連続です。たぁ坊さんの決断力はこれからセミナーや講演の数をこなすことによって間違いなく鍛えられ、持ち前の繊細さや技術も磨かれ、確実に自信がつくでしょう。
筆跡面からの開運アドバイスとしては、行の書き始めをやや中央寄りにして大舞台に立つ度胸をアップし、四角く囲まれた文字の下線はしっかりと閉じて詰めをきちんとしましょう。これからの活動で、自分を表現し拡大することが人間の喜びであることを大いに体験なさって下さい。たぁ坊さんがその喜びの中で輝いているのを見た受講者の方々は勇気付けられ、「いつか自分もああなりたい!」と希望を持つことでしょう。自信を持って下さいね!応援しています!!