今回は、「一度はじめたことを飽きずに続けるにはどうすればよいでしょうか?できれば将来性があるかないかも見て欲しい!」という「Happy トッピー」さん(以下、トッピーさん)です。一ヶ月前にお誕生日を迎えられた40代の女性です。きっといろいろとやりたいことが沢山ある方なのでしょうね。前向きで元気な女性には、このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。果たして飽きっぽさは筆跡に出ているのでしょうか?
では早速見てまいりましょう!トッピーさんの文字は、折れ曲がる部分が角張っていたり、丸く書かれているものが混じっているので、ある時は規則に忠実であったり、ある時はほどほどに力を抜いて行動される方でしょう。また、左上の縦線と横線が交差する接筆部も開いていたり閉じたりしていますから、行動傾向と同じく、時と場合により、小さかった頃ご両親から言われたことをいまだにきちんと守らねばとご自分を戒めてみたり、まぁ今回は例外としよう…と融通を利かせたりするようです。
つまり、トッピーさんは、頭で考えることも行動も、その時々により臨機応変に対応できる、なかなか器用な方なのです。
包容力や社交性を見るには「へん」と「つくり」の空間です。「横」「根」は広く、「浜」「稀」は狭めの混合タイプ。ここでも、ある時は社交的で面倒見の良い姉御肌、ある時は孤独を愛し一人になりたがるという、人間味溢れるキャラクターが浮かんできます。
さて、宛先と宛名は、横書きで中央にまとまって、文字の大きさは小さめです。さらに、リーダー気質を表す頭部の突き出しが全て短いことを合わせると、人前で派手に振舞うよりは、人をたてて、縁の下の力持ち的な働きを好む平和主義者であることがわかります。ただ、左への払いが長めなので、華やかなものへの憧れや、人としてまた女性として美しくありたいという気持ちは強いでしょう。なかなかオシャレでもあるはずです。
また、文字と文字の間はやや詰めて書かれ、「きへん」の払いは小さいながらも交差している「刃物運型」なので、すぐに結果を知りたい!出したい!という幾分せっかちな気質やあいまいさを嫌うといったところがあるようです。このあたりに、トッピーさんのご質問のヒントがありそうですね。では、いよいよ本題の粘り強さは如何でしょうか?それはハネのある文字のハネの部分で見ることができます。何と!「青」「藤」「子」全てにハネが書かれていませんでした!これは腰が軽くて忙しい人に見られる筆跡特徴です。何事も次から次へと手早くこなしますが、一つのことをじっくり腰を落ち着けて取り組むことは苦手。やらなければならないのはわかっていても、ついつい好きなことや新しいことを優先しがちです。
包括すると、トッピーさんは飽きっぽさの原因は、好奇心の旺盛さとせっかちな点であるようです。常にフル稼働なので、結果がすぐに出ないと我慢できずに「もういいや!」と次に進みたくなるのではないでしょうか。しかし、その反面、人にも物にもいつまでも執着しない潔さがまた長所でもありますから、飽きっぽさを短所と思わず、一度手放してみて、でもやっぱりもう一度頑張ってみようと思えたら、また再度挑戦されてみるのも良いのでは?また、がむしゃらに続ける!と思うのではなく、具体的に小さな目標を立ててそれを着実にクリアしてゆくと、結果的に「続いた」ということもあります。
一度に沢山ではなく、小さなことを一つだけ期間を決めて、実行してみましょう。筆跡からのアドバイスは、やはり粘り強さを身につけるために、ハネのある字はハネをしっかり書き、字と字の間はもう少し間隔を取って書いてみましょう。 多様な考え方と行動パターンをお持ちのトッピーさんは、沢山の人の多様な価値観を尊重できる素晴らしい器をお持ちですから、将来性は大いにあります。いつまでも可能性を広げていって下さいね!応援しています。