今回は、「独身なので早く結婚したいと考えています。アドバイスお願いします」とおっしゃる「とおるさん」、金銭面と愛情面でのアドバイスをご希望です。最近、私の周りにも30代の魅力的な独身男性が増えていますが、お仕事が忙しくてなかなか異性と出会う機会がないようです。しかし、結婚は人生を豊かにし人間の幅を広くしますから、ぜひとおるさんにも素敵な伴侶を見つけていただきたいですね!
[人物像] とおるさんの文字は、折れ曲がる部分が全て角張って書かれているので、社会常識を守り会社のルールにはきちんと従おうとする方でしょう。また、「県」など縦線と横線が交差する左上の接筆部は、閉じていたり開いていたりしますから、小さい頃に教わったことを今でもきちんと守り世間一般の倫理や道徳、或いは礼儀作法には忠実であるべきだと考える時と、そうそう生真面目に固く考えなくてもよいだろうという両面がありそうです。「頭は柔らかいが行動は手堅い」ともいえます。全体的に羽目を外さない方なので、周囲の人からは「真面目できちんとした人」と思われているでしょう。
宛先の「神」〜「区」、そして宛名はかなりうねっているので、環境や人間関係など、その時の場の条件で、やる気が出たり出なかったりと気分に変化が生じやすいかもしれません。それは、「横」などの横線の多い文字が、同じ間隔を取って書かれていないところにも表れています。「県」「横」「寛」などで、時々下の横線があいているせいで、いまひとつ詰めの甘い面がありそうです。お仕事でも、最初は真面目に取り組むものの、後半は集中力が続かず投げ出してしまうことがあるかもしれません。また、「藤」や「様」のへんとつくりの間が広めに書かれているのは、興味の対象が広く、新しい出会いにも積極的であることを表しています。自分と意見の違う人に対しても理解を示し、新しく役立つ考えを吸収しようとするでしょう。多種多様な友人関係を築ける素質をお持ちです。
リーダー気質を表す頭部の突き出しは、短め(「神」「青」)・長いもの(全てのきへん)が混在し、起筆の部分がひねって書かれています。これはトップに立って皆を先導しようというよりは、自らのやり方で推し進めたいという気持ちが強いことを表しています。「根」や「様」の右への払いが長いのは、気に入った人や物などには、思い入れが強くなかなか飽きずに、のめりこんでゆくタイプに多く見られる特徴です。趣味や好きなことには時間を忘れて熱中するでしょう。とおるさんは、どちらかといえば計画的に遣うのではなく、ふと思いついて…とか、何となく…といった感覚重視の出費傾向がありそうです。また、思うようにお金が貯まらないのは、貯めたお金の使い道がハッキリしていないため、貯蓄への情熱が持続しないということもあります。例えば、結婚を目的として「○ヵ月後に○○円を貯める」といったような目標を立ててみましょう。また、愛情面ではリーダーシップは文句ありません。意中の人が現れたら積極的に気持ちを伝えて結構ですが、その際には相手にご自分の信念を押し付けないような配慮が必要です。なぜ結婚したいのかを振り返って、自分が相手に与えられるのは何なのかを考えながら結婚をイメージなさって下さい。
[筆跡改善アドバイス] とおるさんは、詰めの甘いところと気分屋の傾向があるので四角く囲まれた部分の、左上は開けて下はしっかり閉じて、角は丸く、横線の多い文字は等間隔に書くようにしてみましょう。また、起筆のひねりは少々抑え気味になさって下さい。