今回は、20年間学芸員のお仕事をされているチェチリさん(43歳)から、職業面のアドバイスをご依頼頂きました。チェチリアさんは、「今、契約職員20年目ですが、正職員になるのに苦心しております。このまま在籍するべきか、転職したほうが、充実した人生送れるのか、悩んでいます。」とのことです。では早速見ていきましょう!
[人物像]
チェチリアさんは、考え方も行動も生真面目で几帳面、社会ルールや常識に素直に従う方です。
普段は自己主張は控えめでサポート役が多いようですが、意見を求められるときちんと発言でき、メンバー構成によってはリーダー役をしっかりこなすことが出来る器用な方でしょう。
新しいことに対しては少し慎重なところがあり、失敗したくないという気持ちが強いようです。
いろいろな角度から眺めて結論を出そうとするのと、元来がのんびり屋さんでもあるところから、即断即決は苦手かもしれません。時間や空間にゆとりが欲しい方なので、急かされるとストレス
を感じるでしょう。社会性があるので仕事に対する責任感や粘り強さはありますが、基本的にはおっとりしていて野心家ではないので、石にかじりついても成し遂げるというほどではなく、私生活では更に無理をしない傾向が見られます。懐が広く、こだわりは少ない方で、新しい情報を受け入れることができますから、人間関係も
良好です。窮屈な関係は苦手なので、ある程度距離を保ちながらお互いに自由でいることを好む
でしょう。感情の起伏は激しくありませんが、好きなことや人には、熱中してのめり込む情熱家な面もありそうです。
[仕事面について]
チェチリアさんは、淡々とやるべきことをこなすことができるので、周囲の方からは信頼されていらっしゃることでしょう。卒がなく気配りも抜群ですから、対人関係も良好なはずです。ただ、少し心配症な面があり悲観的な発想をしがちな傾向があります。結論から申し上げるともし正社員になることができても、転職をしても、また新しい不安が出て来ることでしょう。チェチリアさんに限らず、一般的に不安が強いとその不安をベースに、未だ起こっていない、あらゆる不安な状況を空想して更に不安感を増大させます。まるで、不安を維持することで安心しようとしているようです。このように人は無意識にとても不思議な発想や行動をするものです。ここで、ご自分に訊いて頂きたいのが「今、この瞬間、私は楽しんでいるだろうか?今与えられているものや状況をしっかり味わえているだろうか?」ということです。多くの人が、先々の不安に気を取られて、今、まさに手にしているものを見過ごして生きています。この瞬間はすぐに過去になり、目の前から無くなって行きます。ニュースや情報の中には不安を掻き立てるものも多いので無理はありませんが、単純に言えば「不安がクセになっている」だけなので、将来のことを考え出した時には、間髪入れず先ほどの問いをご自分に投げかけて下さい。学芸員になりたい方はきっと沢山いらっしゃると思います。その中で、チェチリアさんは選ばれた方であるということを思い出し、今の仕事を今一度よく味わって、もし「飽きたかな?」と思ったら、将来の安定とは無関係に、興味のあるやりたいことに是非チャレンジなさることをお勧めします。この世は「変化することだけが不変」と言われています。「安定」とは幻想だと気づいて自由になりましょう!
[筆跡改善アドバイス]
チェチリアさんは、行動力を活発化するために少し字を大きめに書きましょう!そして、自己表現を発揮するには左払いのある文字はスッと長めに払いを書くようにしてみて下さい。チェチリアさんが、将来の不安や怖れから開放され、もっと自由に羽ばたくことができますように!