ご挨拶
人が人に何かを伝えたいと思い、簡単な記号から出発して編み出された文字。特に漢字には、古代人の状態や思いや願いがよく現れて大変興味深いものです。
たとえば「寶(宝)」は、祖先を祀る廟の屋根の形「宀」の下に、玉や貝(子安貝の形で貴重なものとされた)や缶(土製の酒器・水器)を供える形で構成されています。「宝」の本来の意味は「祖先に供えられた珍しい物」というわけです。(「常用字解」白川静氏著より)
このように、一文字を構成する部分にもそれぞれ固有の意味があり、人の思いが込められているのです。
さて、そのような漢字を私達は小さい頃から学校で、先生が書く文字の「形」を真似て、気づけば無意識に書けるようになっていきます。ところが、同じ一つの文字を数人が書いた場合、誰一人として同じ形にはなりません。それどころか、同じ一人の人物が書いたものでさえ、その日の気分や体調により文字の形は多少変化します。
まさしく文字はイキモノ。「書は人なり」の言葉通り、書かれた文字(筆跡)には書き手の「人となり」が如実にあらわれます。さらに言えば、筆跡には書き手自身も気づかない、多くの情報が隠されているのです。
平成17年に、前会長の根本寛により発足された当協会は、この「筆跡」を通じて皆様のお役に立つべく、大きく「筆跡・印影鑑定」と「筆跡心理学」の2部門に分けて運営しております。
「筆跡・印影鑑定」部門では、「誠心・公正・丁寧」をモットーに自筆証書遺言書や契約書などの筆跡や印影が本人のものであるか否かを調べ、裁判資料にも使用できる「筆跡・印影鑑定書」や「同反論書」を作成します。こちらは、弁護士先生や企業、個人の皆さまからのご信頼の証として、東京都と大阪の弁護士協同組合特約店として認定されております。(担当:代表鑑定人 柳谷 亮)
「筆跡心理学」部門では、書き手の筆跡から行動傾向を見抜き「自分と人を知り、活かし、創る」ことを目的としています。通信講座では「自他への敬意・ねぎらい・励まし」をベースに筆跡特徴と行動傾向の関係を学習できます。
また、全国からも多数のイベント、セミナー、講演のご依頼も頂いております。(担当:筆跡アドバイザーマスター 根本みきこ)
きっと「筆跡」の持つ力の幅広さと奥深さに驚かれることでしょう。
日本筆跡心理学協会 会長 根本みきこ
Profile
根本みきこ
東京都出身。1965年生。てんびん座。
白百合女子大学・文学部国文学科卒。
<執筆>
「幸せを呼ぶ文字の書き方(東京書店)」
<メディア出演>
テレビ朝日「業界トップニュース」
「スーパーJチャンネル」
フジテレビ「直撃ライブグッディ!」
「とくダネ!」
「Mr.サンデー」
「めざましテレビ」
読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」
<記事執筆・監修>
「頭のいい子の育て方(小学館)」
「オール漢字パズル(コスミック出版)」
「犯行声明(週刊実話/日本ジャーナル出版)」
「女性セブン(小学館)」
「スポーツニッポン(スポーツニッポン新聞社)」
「とくばんcheck!(トヨタ車体労働組合)」
「日刊スポーツ(日刊スポーツ新聞社)」
「ゆほびか(マキノ出版)」
「an・an(マガジンハウス)」
「BAIRA(集英社)」
「non・no(集英社)」
「Tokai Walker(KADOKAWA)」
「ViVi(講談社)」
<インタビュー>
「おひるま協同組合」
「ラジオ日本」
「ALICEY」(NTTドコモ運営のウェブサイト)
<講演・講座・診断>
茨城県北生涯学習センター
石坂産業株式会社
株式会社コンサルティングファーム
公益社団法人名古屋北法人会
高齢者支援センター
白百合女子大学
住友生命保険相互会社
税理士法人マネージメントパートナー
第一生命保険株式会社
日本生命保険相互会社
日本仲人連盟
日本ベンチャー大學
富士スバル株式会社
ライオンズクラブ
ロータリークラブ
G.S.ブレインズ税理士法人
JAあつぎ
NPO法人相続アドバイザー協議会寺子屋