怒った依頼人から訴えられる筆跡鑑定人

ある日、弊所にクレームの電話がきました。その内容は弊社が設立した団体に所属する鑑定人に筆跡鑑定を頼んだところ、その鑑定人のホームページで案内のあった筆圧の検査などの調査をしなかった、つまり話が違うというものでした。そこで、その鑑定人を契約不履行で訴えようと思うとのことでした。しかし、話にまったく心当たりはなかったため、その鑑定人の名前を聞いてみました。

そうしたところ、その鑑定人は弊所とは無関係の人物であり、名前の似た別な団体に所属する人物であることが分かりました。電話をいただいた方は強い怒りを覚えていたので名前をしっかりと確認していなかったようで、お詫びのお言葉をいただいて、この件は集結しました。